フランスの小さな街より
こんにちわ。
フランス料理と言うと、薄くて繊細な皿に乗った繊細な一皿をナイフとフォークでいただく
というイメージですが
最近のフランス料理は、ビストロ、田舎料理が主流になってきているような気がします。
先日連れて行って頂いたフランス料理のレストランで頂いた魚のスープ。
野性味たっぷりの濃厚な味。
魚の恵みやパワーを丸ごと頂くという感じです。
スープ好きの私としては、ビストロに行ったときのこの魚のスープは外せないものです。
このスープだけは家で作ろうという気にはなりません。
お店の懐に飛び込んで心から楽しむのが正解だと思います。
子羊の肉の焼き具合ももちろん
付け合わせのキノコ、人参、ジャガイモの美味しさ!
これが本当の、フランス料理だっと思わせられる迫力とパワー。
手づかみで骨の周りの肉にかじりついても大丈夫。
おすましとは対極にある迫力です。
恵比寿、六本木、そしていまは四谷に移転した、ビストロの名店 ミタニ ですが
料理好きの友人によれば、日本におけるフランス料理の流れを、あるときに作ったお店だとか。
四谷に移転したこのお店の名前は、ミタニ・ゲタリー というのですが
その由来を伺い、ちょっとジーンときてしまいました。
ゲタリーというのはシェフが初めてフランスで修行していたときに滞在していた町の名前なのだそう。
サーフィンのメッカで、大きな波が来る海の町なのだそうです。
小さな田舎街ながらビッグウエイブを待つサーファー達がフランス中からあつまるのだとか。
店には、その町で若かりしシェフの世話をしてくれたフランス人のおじさまとの昔色の写真が大切に大切に飾ってありました。
おじさんの名前は「ルル」というそうで(かわいい!)、シェフの恩人だそう。
お店の名前にルルの居た街の名前を付ける事で
スタートであるこの街と、ルルが、いつも心にいるのでしょうね。
海を超えて、フランスのおいしい料理を頂けるので、私たちもムッシュー・ルルと、この小さな街に感謝ですね。
このレストランにもビッグ・ウエイブがくることでしょう。
piottのフランスの香りがする街のカード
ニューカレドニアの田舎で撮影した写真を使ったものですが
ニューカレドニアはフランス領ですから、フランス料理のレストランもたくさんありました。
田舎なので、やはりワイルドな料理が多かったです。