スナ・フジタ/2014東京で。
以前のブログで「スナ・フジタ」のレンゲの素晴らしさを書きましたが
ここにあるのは湯のみ。
イラストはシリアスで色味もシックです。
よく見るとコウモリにキノコにいのしし。夜の森ですね。
大人〜!
しかしこの厚み。絶妙な薄さ、軽さ。
茶碗にはとくに明るい私ではありませんが
これはもう工芸品と言っていい商品だと思うのです。
イラストも、おちゃらけたものが多いですが。そのデフォルメセンスは絶妙で
落語家さんが高座に持って上がってもいいものなような気がします。
絵付けをしている女性、フジタチサトさんは多分ギャグのセンスも素敵な方です。
これは五年ほど前に、展示即売会で購入したのですが
ちょうどそのころ、なにかなんとかハシコウという鳥が野生化して
日本の街中に出没して捕り物になってニュースを騒がせていた時期で
そのニュースを見て絵付けしたそうです。
なんとなくおかしくて、時事記念でもあるので買ったおちょこ。
ほのぼのとぼけた絵ではありますが、これも繊細に薄くて軽くて、高台の朱のラインが締まった
高級品だと自負しております。
一度展示即売会場で、偶然お会いしたことがありますが
とても素敵なお二人でした。
そんな「スナ・フジタ」が最近東京で購入できるスケジュールがアップされてます
3月12日(水)~25日(火) 新宿 伊勢丹にて、菜の花 暮らしの道具店さんの出張販売にスナ・フジタ出品
4月11日(金)~24日(木) スパイラルマーケット/南青山にて「スナ・フジタのいきもの陶器展」。
うれしい。
見に行くだけでも、知れば欠かさず行っています。
piottが好きなのがこの「バランス感覚」
あくまでもさり気なく、軽く、気取らず、威張らず
でも、ゆるぎなく贅沢なもの。
もの作りや生活の、お手本であり、こうありたいと思うところ。
一度手にとって会いに行ってみてはいかがでしょうか?
きっと「なにかひとつ、小さなものから」集めたくなりますよ。